k-forest キーワードのクラスタリングについて(2)
■「考える森」で/を考える。キーワードを分類しながら「考えた」こと、キーワードの作成現場から。■

情報学環・学際情報学府のみなさんから持ち寄られた厖大なキーワードを、「考える森」を構成する「木々」へとカテゴリー分類する作業=百学連関地図作成(?)をおこなった。インフォメーション、メディア、コンテンツ、コグニティヴ…。既存の自然科学のカテゴリーすら知らぬ文系人間である分類作業者にとって、未知の単語がめくるめくならぶ集計リストには、まったく驚かされてしまった、というのが実感である。


まずは簡単ながら、作業手順の紹介を。
(1)集計リストをもとにして、最初にいくつか重複するキーワードから「木の幹」に相当するものを選びだし、
(2)残された「キーワード」をそこへ「葉」として次々にあてはめていく。
(3)ひととおりその作業がすんだところで、「幹」相互の意味論的関係を考慮して、再度振り分け調整を
おこなう。
こうして、集計リストにあった言葉は、すべてどこかのカテゴリーへの分類されていった。(めでたし。)
作業をしながら思ったこと。
(1)それにしても、これほどまでの量と種類のキーワードが集まるとは。
(2)それにしても、○○○○○という語をよくみる。
(3)それにしても、四人で分類するのはたいへんだ。
我々が目にしたのは、現在進行形の学問分野の勢力図(?)なのか、はたまた時代の趨勢なるものの写像か――。いずれにしても、キーワードの量的圧迫にもめげず、それを一枚の「壁」へとまとめていこうという、k-forestの壮大な企画に圧倒される。
ひとまずこれで、情報学環・学際情報学府全体が俯瞰できる「キーワード」の群れが出現し、我々がひょっとしたらそこからおもわぬキーワードの「つながり」をみいだしうる可能性が開けたのである。

とはいえ、「考える森」というこの企画の趣旨をけっして裏切らないためにも、そしてこれがダイガクインセイによるいっときのガクエンサイ的企画に終止しないためにも、周囲の研究仲間たちとの(ときには、他人の意見を否定することもあるかもしれぬが)、それこそ文-理をまたぐ白熱したアカデミックな議論を生み出してこそはじめて、それは実りある試みとなるといえよう。つまり、「造形的なつながり」は「《中味》のつながり」へと、「造形的なつながり」を制作することを通して得られた「大学院生同士のつながり」は「お互いの《学問》のつながり=学際(?)」へと向かわねばならないだろう。そうしてはじめて、「考える森」は、大量の「キーワード」がならぶ横長の感覚的刺激物=「感じる森」(?)の水準を脱していくはずある――。
k-forest クラスタリング班スタッフ
| 2007-07-02 (月) | Staff log | TrackBack: 1 |
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